【シロアリは天敵が多いのになぜ全滅しない？】効果的な対策とおすすめのシロアリ駆除業者を徹底解説！

シロアリには多くの天敵が存在しますが、それでも完全に駆除されることはありません。
むしろ、放置すればするほど数が増えてしまうのが現実です。

シロアリの被害が広がると、住宅の耐震性が低下し、最悪の場合は倒壊の危険もあります。
今回は、シロアリの天敵や完全に駆除されない理由、そして効果的な対策について解説します。
おすすめのシロアリ駆除業社も紹介しているので、早急にシロアリ対策を考えている方はぜひ参考にしてください。

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シロアリには多くの天敵がいる！

シロアリが最も恐れるのはクロアリ

シロアリには、一般的に以下のような天敵が存在すると言われています。

このようにシロアリには多くの天敵がいますが、実は最も恐れられる存在が「クロアリ」です。
一見、同じ仲間のように思われがちですが、両者はまったく異なる生き物です。

• シロアリ：ゴキブリの仲間
• クロアリ：ハチの仲間

ハチの仲間であるクロアリは、タンパク質を好む肉食性の昆虫であり、シロアリは絶好の獲物です。
また、クロアリもシロアリと同様にコロニーを形成し、集団で生活しています。

クロアリは常に餌を求めて活動しており、シロアリを見つけると大群で取り囲み、確実に捕食します。
シロアリは皮膚が薄く、たとえ集団で行動していても、一度クロアリに狙われると逃げ切るのは困難でしょう。

シロアリが天敵だけでは絶滅しない理由

クロアリやハチ、トカゲなど多くの天敵に狙われるシロアリですが、それでも絶滅することはありません。
その最大の理由は、シロアリが「驚異的な繁殖力」を持っているからです。

シロアリのコロニーを率いる女王アリは、なんと 1日に約1万個 もの卵を産みます。
1つのコロニーには 100万匹以上 のシロアリが生息しているとされ、さらに女王アリは 寿命が約10年 と長生きです。
この驚異的な繁殖スピードと長寿命によって、たとえ天敵が多くてもシロアリが全滅することはないのです。

シロアリは冬でも活動を続ける

シロアリは一年中活動しており、多くの昆虫のように冬眠することはありません。
日本には約20種類のシロアリが生息していますが、特に 「ヤマトシロアリ」 と 「イエシロアリ」 が家屋に深刻な被害をもたらします。

最も活発に動くのは 5～7月 で、気温が 20～30℃ 前後の湿気が多く、暗い環境、特に 床下 がシロアリにとって最適な生息地となります。
被害が進行すると 壁や畳、屋根裏 にまで広がることもあります。

シロアリの種類によって耐えられる温度は異なり、

• ヤマトシロアリ は 4～6℃ 以上で活動可能
• イエシロアリ は 10℃以下 になると動きが鈍くなる

寒い時期は活動がやや鈍るものの、 食害は止まることなく進行 しています。
特に 屋内が暖かい環境 であれば冬でもシロアリは活動を続けるため、適切な温度管理を含めた 予防対策 を意識することが大切です。

シロアリ対策の効果的な方法とは？

シロアリには多くの天敵がいますが、それだけでは駆除しきれません。
根本的にシロアリを駆除するには、コロニー自体を壊滅させることが重要です。
「自然にいなくなるだろう」と放置しても、その可能性は低く、むしろ被害は拡大する一方です。
シロアリ対策を進めるためには、自分でできることと、より効果的な方法を知ることが大切です。

① 自宅周辺のシロアリチェック

シロアリが必ずしも自宅周辺にいるとは限りませんが、早期発見が被害を抑えるポイントです。
家の基礎コンクリートや木材、資材置き場、エアコンの室外機周辺などに、 土でできた不自然な道（蟻道） がないか確認しましょう。
また、廃材や不要な家具の下にはシロアリが潜んでいることが多いため、放置せず速やかに撤去することが予防につながります。

② 床下のシロアリ点検をする

シロアリは土の中から床下に侵入し、柱や床材を食い尽くしていきます。
懐中電灯を持ち、床下点検口から 柱や床材の状態 を確認しましょう。
柱や板を軽く叩いてみて、 ボロボロと崩れ落ちる ようであればシロアリ被害の可能性が高いです。

また、自宅周辺や床下に次のような症状がないかチェックしましょう。

• 不自然な土の道（蟻道）を発見した
• 柱がボロボロになっている

もしこれらの症状が見つかった場合、シロアリ被害の可能性があるため、早めに専門業者に相談しましょう。

③ シロアリ駆除は専門業者に依頼するのが最善

個人でシロアリ対策を行うことは可能ですが、完全に駆除するのは難しいものです。
さらに、 床下に水漏れがあると感電のリスク もあるため、無理な作業は危険です。

シロアリ駆除の専門業者なら、 被害が出ている部分だけでなく、自宅全体を徹底調査し、適切な対策 を施してくれます。
豊富な知識と専門技術を駆使して駆除を行うため、 もっとも確実な対策方法 と言えるでしょう。

おすすめのシロアリ駆除業者7選

【失敗しない】シロアリ駆除業者の選び方

信頼性の確認

シロアリ駆除業者を選ぶ際は、最初に信頼性を確認するようにしましょう。

シロアリ駆除業者の中には、無資格や経験が浅いところもあります。

そのため、まずは公益社団法人日本シロアリ対策協会に加盟しているかをチェックしましょう。

また、シロアリ駆除を行う際は、シロアリ防除施工士の資格保持者がいる業者を選ぶことも大切です。

シロアリ防除施工士とは、シロアリの生態や木材、薬剤、防除処理、建築などに関する知識を持ち、防除施工標準仕様書に沿って安全かつ確実な施工を行える資格を持った人のことです。

信頼できる業者を選べば、安心して施工を任せられるので、最初にしっかり確認するようにしましょう。

複数の見積もりを取る

可能な限り複数のシロアリ駆除業者から見積もりをもらうことも大切です。

なぜなら、シロアリ駆除の料金は、一軒家で1,150〜3,000円/㎡と業者により異なります。

料金相場から大きく外れる業者や追加料金を請求してくるところもあるため、複数業者の見積もりをもらい比較検討する必要があります。

また、事前に相場を確認しておくことも重要です。

シロアリ駆除業者を選ぶ際は、平均相場の範囲でサービスが良く、スタッフの接客態度にも定評がある業者を選べば安心して任せられるでしょう。

料金の透明性

シロアリ駆除業者を選ぶ際は、無料の透明性も大切です。

たとえ、事前に見積もりをしてもらったとしても、作業終了後に追加料金を請求されては予算をオーバーしてしまう可能性もあります。

そのため、見積もりをもらう際に、料金の内訳や追加費用についても、しっかり説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。

不明な点があれば、納得するまで質問をすることも大切です。

シロアリ駆除の依頼から施工までの流れ

ここでは、シロアリ駆除の依頼から施工までの流れを紹介します。

シロアリ駆除を依頼するのが初めての方は、ぜひ参考にしてみてください。

シロアリ駆除に関する補助金・助成金制度

シロアリ駆除に関する助成金制度や補助金は実施されていない自治体がほとんどですが、以下のような方法を使えば費用を抑えることができるかもしれません。賢く利用してシロアリ駆除を行いましょう。

シロアリ駆除事例

【依頼する前にチェック】よくある質問

ここでは、シロアリ駆除を依頼する前にチェックするべきことをまとめました。

よくある質問なので、初めてのシロアリ駆除依頼で後悔しないためにも事前に確認しておきましょう。

見積もりは無料ですか？

基本的に見積りは無料です。
ただし、業者により見積もりを作成するための事前調査に費用が掛かるケースがあるため、申し込み時にきちんと確認するようにしましょう。

駆除費用以外に追加費用はありますか？

駆除費用以外に追加費用がかかるケースはあります。
たとえば、点検口の設置や、発泡施工などの追加オプションを希望したり、定期点検や保証期間中のメンテナンスなど、アフターサービスを追加したりする場合は、追加で費用が必要になる可能性あります。
追加料金に関しても見積もり時にきちんと確認しておくようにしましょう。

どのような駆除方法がありますか？

シロアリ駆除の施工法には、液剤散布による「バリア工法」とベイト剤による「ベイト工法」の2種類があります。
どちらも予防や駆除の目的で利用できますが、一般的に良く利用されている施工法は、バリア工法です。
バリア工法は、住宅の床下に液状の薬剤を散布してシロアリを駆除し、同時にバリア層を構築してシロアリの侵入を防ぐ工法です

駆除作業の所要時間は？

シロアリの駆除にかかる時間は、建物の構造や被害状況、作業内容などによって異なりますが、一般的には約2～4時間程度です。
ただし、被害状況によっては1日以上かかる場合もあります。

飼い犬と猫に影響はあるの？

シロアリ駆除剤は、犬や猫などの哺乳類には悪影響を与えることはほとんどありません。
ただし、薬剤の種類や作業のやり方によっては、ペットに悪影響を及ぼす可能性もあるため、事前にペットが家の中にいることを業者に伝えておきましょう。

駆除後すぐに家に住めますか？

シロアリ駆除後もすぐに家に住めます。
基本的には、作業中にも家の中にいても問題ありません。

保証期間はどれくらいですか？

シロアリ駆除の保証期間は業者によりさまざまです。
基本的に保証制度を設けている業者では3～5年程度が平均です。
万が一のこともあるため、見積もりをもらう際に、保証期間や保証内容についてきちんと説明を受けましょう。

まとめ

羽アリが飛んでいるのに気づいたら、すぐに業者へ連絡して点検をしてもらう必要があります。
放っておくと、家の基礎が食われて予想外の出費を招くことにもつながりかねません。

自分に合うシロアリ駆除業者を見つけたいのなら、対応エリアはもちろん、料金設定や追加料金、信頼性も重視し、複数の業者から見積もりを取った上で選びましょう。

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